石燈籠をたずねて 滋賀県蒲生郡の石燈籠  千葉市の植木屋『千葉水石』
HOMEお問い合わせ
滋賀県の石燈籠 蒲生郡
旅行や勉強?に行った先で、古い燈籠や水鉢、石像などを集めて
みました。でも、ただ古けりゃ良いってもんでもありません。
やっぱり、姿、形が良く、品のある物がイイですね。
高さは目測、石質は推察です。アシカラズ。


滋賀県 蒲生郡  竜王町

         日野町

滋賀県は、南北朝時代以前の石燈籠の数では
日本一ではないでしょうか。
名品もかなりあります。ただ、盗難や行方知れずの物もあり
地震などで石が壊れて後補された物、寄せ集められた物
残った部材のままで放置されている物などまちまちです。
記録の為にそういう燈籠もUPしていきます。
中には、オヤッと思う物もあるかも知れません。
石燈籠の各部名称
竜王町

左右神社石燈籠  (さゆうじんじゃ)

時代 鎌倉時代    石質 花崗岩
寸法 高7尺    形状 6角
所在 左右神社 本殿前右手  蒲生郡竜王町橋本377 
備考 竿、基礎だけ旧物
             

苗村神社石燈籠  (なむらじんじゃ)

時代 南北朝時代   建武2 1335年 石質 花崗岩
寸法 高6.3尺    形状 6角
所在 苗村神社 西本殿右手  蒲生郡竜王町綾戸468  
備考 宝珠後補
             

鏡神社石燈籠 (かがみじんじゃ)  

時代 南北朝時代  石質 花崗岩
寸法 高7尺    形状 6角
所在 鏡神社 本殿右側  蒲生郡竜王町鏡1289  
備考 完存
本堂と同じ(1340年)頃の建立か?
             

鏡神社 八王子祠石燈籠 (はちおうじし)   

時代 室町時代    応永28 1421年 石質 花崗岩
寸法 高9.4尺    形状 8角
所在 道の駅かがみの里駐車場奥  蒲生郡竜王町鏡  
備考 完存、西光寺跡
火袋4面に仏像、竿長く、中台蓮台式、笠に蕨手なし
すぐ隣に塔身の四隅に梟が彫刻された鏡山宝篋印塔あり
             

苗村神社西社石燈籠  

時代 室町時代   応永35 1428年 石質 花崗岩
寸法 高5.9尺    形状 4角
所在 苗村神社西社 入って左手  蒲生郡竜王町綾戸468  
備考 西社、楼門くぐって左手、龍神池の脇
宝珠上部欠損
             

苗村神社東社石燈籠  

時代 室町時代   永享4 1432年 石質 花崗岩
寸法 高6.8尺    形状 4角
所在 苗村神社東社 参道奥左手  蒲生郡竜王町綾戸468  
備考 完存、西社のと同形式
どちらも飾り気なし
             

福田寺地蔵堂石燈籠  

時代 室町時代    石質 花崗岩
寸法 高5.6尺    形状 4角
所在 福田寺地蔵堂 入って右手  蒲生郡竜王町駕輿丁116  
備考 宝珠後補、基礎埋まっている
苗村神社の両4角石燈籠と同じ石大工が造った気がする
ただ、こちらの方がより力強い感じ
             

八幡神社石燈籠  

時代 室町時代   永正9 1512年 石質 花崗岩
寸法 高6尺    形状 6形
所在 八幡神社 鳥居右手  蒲生郡竜王町田中264 
備考 宝珠後補
全体にボッテリしている
             

西光寺石燈籠  

時代 江戸時代    石質 花崗岩
寸法 高6尺    形状 6形
所在 西光寺 墓地中央  蒲生郡竜王町山之上3465
備考 鎌倉時代の燈籠ということで見学したが
全体にぼやけている感じがする
古くても室町時代? 江戸時代頃の馬見岡綿向神社の写しか?
             

石部神社石燈籠 (いそべじんじゃ)  

時代 南北朝時代    暦応2 1339年 石質 花崗岩
寸法 高7尺    形状 6角
所在 石部神社   蒲生郡竜王町七里831
備考 探してもどこにもなく、問い合わせても判らず
川勝政太郎著『燈籠』に写真が掲載されている
宝珠後補、飾り気なくシンプルなデザイン
             
日野町

馬見岡綿向神社石燈籠  (うまみおかわたむきじんじゃ)

時代 鎌倉時代  石質 花崗岩
寸法 高6.3尺    形状 6角
所在 馬見岡綿向神社 本殿右手  蒲生郡日野町村井705  
備考 完存
珍しく基礎が円形
竿が細すぎ
             

諸木神社石燈籠  (もろきじんじゃ)

時代 鎌倉時代  石質 花崗岩
寸法 高6尺    形状 6角
所在 諸木神社 本殿右手  蒲生郡日野町北脇1095  
備考 小ぶりだが、なかなか
             

禅林寺宝塔  

時代 鎌倉時代    正和4 1315年 石質 花崗岩
寸法 高6.5尺  宝塔高4.5尺  形状
所在 禅林寺 本堂前右手   蒲生郡日野町猫田146 
備考 寄せ集めの石燈籠に仕立ててあるが
火袋と中台を除けば本来の宝塔に戻る
石燈籠の基礎を中台に代用
             

禅林寺石燈籠基礎  

時代 鎌倉時代    石質 花崗岩
寸法 径2尺    形状 円形
所在 禅林寺 本堂前右手   蒲生郡日野町猫田146 
備考 宝塔風燈籠の中台に代用
この地方独特の円形基礎
             

妙楽寺基礎  

時代 南北朝時代   応安2 1369年 石質 花崗岩
寸法 径1.8尺    形状 円形
所在 妙楽禅寺   蒲生郡日野町川原1175 
備考 昭和50年頃に盗難、基礎だけ遺る
盗難以前は、高さ147cmと小ぶりな石燈籠で
中台、基礎珍しく円形
火袋は、6角で応安2年の銘があった
             

石原神社石燈籠 (いしはらじんじゃ) 

時代 南北朝時代    貞和4 1348年 石質 花崗岩
寸法 高7.3尺    形状 6角
所在 石原神社(祇園社) 本殿左手  蒲生郡日野町石原1152  
備考 宝珠後補? 玉垣内にあり近づけず
火袋細い
             

八千鉾神社石燈籠  (やちほこじんじゃ)

時代 南北朝時代  石質 花崗岩
寸法 高6尺    形状 6角
所在 八千鉾神社 拝殿左手前  蒲生郡日野町三十坪813 
備考 火袋なく四角燈籠の火袋を借りている
笠大分破損、宝珠後補
火袋がないのは残念だが、整った姿
             

岡崎神社石燈籠  (おかざきじんじゃ)

時代 南北朝時代  石質 花崗岩
寸法 高5尺    形状 6角
所在 岡崎神社 本殿右手前  蒲生郡日野町中山263-1  
備考 寄せ集め
竿以下旧物、火袋も同時代か?
             
HOME韓国北部全羅北道全羅南道慶尚北道慶尚南道 釜山
大邱慶州中心慶州郊外慶州博物館
京都北京都市京都南奈良市奈良市外近畿 中部中国 四国 九州
滋賀県北部東近江市蒲生郡滋賀県南部関東 東北