石燈籠をたずねて 韓国 慶尚北道の石造品 千葉市の植木屋『千葉水石』
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 韓国 慶尚北道の石造品
旅行や勉強?に行った先で、古い燈籠や水鉢、石像などを集めて
みました。でも、ただ古けりゃ良いってもんでもありません。
やっぱり、姿、形が良く、品のある物がイイですね。
高さは目測、石質は推察です。アシカラズ。

韓国 慶尚北道の石造品です。


日本には、平安時代以前の燈籠が不完全のがいくつかしか
残っていません。仏教と共に渡来して来た石燈籠のルーツに
興味を覚えました。


参考までに
三国時代  (      〜飛鳥時代終わり)
統一新羅時代(飛鳥時代終わり〜平安時代初め)約350年間
高麗時代  (平安時代初め〜室町時代中ごろ)約450年間
李朝時代  (室町時代中ごろ〜明治初め)  約500年間


石燈籠の各部名称
奉化郡

鷲棲寺石燈 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高7尺    形状 8角
所在 鷲棲寺 普光殿前  慶尚北道 奉化郡 物野面 皆丹里1
備考 竿、修復痕あり
現地案内板には、高麗時代初めの造成とあるが
あまり差はないが、三層石塔と同じ頃
統一新羅時代末867年頃の造成ではないか?
大きな火袋と笠の様な宝珠が特徴
             

鷲棲寺石造毘盧遮那佛坐像 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高4尺    形状
所在 鷲棲寺 普光殿内  慶尚北道 奉化郡 物野面 皆丹里1
備考 光背は、木造
三層石塔と同じ頃、統一新羅時代867年頃の造成か?
ただ、他の場所から持ち込まれたという説もあり
             

鷲棲寺石造毘盧遮那佛坐像台座 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高3尺    形状 8角
所在 鷲棲寺 普光殿内  慶尚北道 奉化郡 物野面 皆丹里1
備考 中台8面に坐像
             

鷲棲寺三層石塔 

時代 統一新羅時代     867年 石質 花崗岩
寸法 高12尺    形状 8角
所在 鷲棲寺 寂黙堂横  慶尚北道 奉化郡 物野面 皆丹里1
備考 2、3層塔身、相輪後補
石塔の中から高さ9.5cmの舎利石盒(国立中央博物館蔵)が出土し
年代わかる
この三層石塔は、鷲棲寺の中でも高いところにあり
ここからの眺めがいい
             
栄州市

浮石寺無量寿殿前石燈 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高10尺    形状 8角
所在 浮石寺 無量寿殿前  慶尚北道 栄州市 浮石面 北枝里148
備考 完存、さすがに国宝素晴らしい
火袋4面火口、4面菩薩像
             

浮石寺三層石塔前石燈部材 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高5.5尺    形状 8角
所在 浮石寺 三層石塔前  慶尚北道 栄州市 浮石面 北枝里148
備考 基礎、竿、笠のみ
完存だと8尺燈籠に
国宝の無量寿殿前石燈より小ぶりでシンプル
             

浮石寺醉玄庵石燈部材 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高3尺    形状 8角
所在 浮石寺 梵鐘閣すぎて左側  慶尚北道 栄州市 浮石面 北枝里148
備考 三層石塔前石燈の火袋とは別物なのか?
             

浮石寺幢竿支柱 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高14尺    形状 8角
所在 浮石寺 天王門前  慶尚北道 栄州市 浮石面 北枝里148
備考 蓮華文様を刻んだ竿受けの台座あり
             

浮石寺石造釈迦如来坐像 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高7尺    形状 8角
所在 浮石寺 慈忍堂内中央  慶尚北道 栄州市 浮石面 北枝里148
備考 浮石寺の東の寺址から移す
光背はないが、台座の獅子などの彫刻が素晴らしい
             

北枝里石造釈迦如来坐像 西仏

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 像高3.4尺 台座高3.4尺    形状 8角
所在 浮石寺 慈忍堂内左側  慶尚北道 栄州市 浮石面 北枝里148
備考 浮石寺の東側の山を越えた廃寺址にあったものを移す
台座8角
             

北枝里石造釈迦如来坐像 東仏

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 像高3.3尺 台座高3.5尺    形状 8角
所在 浮石寺 慈忍堂内右側  慶尚北道 栄州市 浮石面 北枝里148
備考 浮石寺の東側の山を越えた廃寺址にあったものを移す
西仏、東仏とも、同じ作り手
             

宿水寺址幢竿支柱

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高13尺  
形状
所在 紹修書院 入口右脇  慶尚北道 栄州市 順興面 内竹里158
備考 朝鮮時代の儒教の学校、紹修書院の入口に建っている
この敷地に統一新羅時代、宿水寺があった
慶州市内三郎寺址幢竿支柱に似ている
             

宿水寺址石燈部材

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高5.5尺  
形状 8角
所在 紹修書院 蔵書閣前  慶尚北道 栄州市 順興面 内竹里152-8
備考 8角石燈の基礎、竿、笠
紹修書院の敷地内に
             

毘盧寺石燈部材 

時代 高麗時代 石質 花崗岩
寸法 高3.5尺  
形状 8角
所在 毘盧寺 梵鐘閣脇  慶尚北道 栄州市 豊基邑 三街里390
備考 8角石燈の基礎、竿、笠
             

栄州三街洞幢竿支柱 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高14尺 
形状
所在 毘盧寺 一柱門脇  慶尚北道 栄州市 豊基邑 三街里661-29
備考 支柱下部は荒く削っている
名称が
毘盧寺幢竿支柱では、ダメなのだろうか?
             

毘盧寺石塔 

時代 統一新羅、高麗時代 石質 花崗岩
寸法 高10尺 形状
所在 毘盧寺 寂光殿前  慶尚北道 栄州市 豊基邑 三街里390
備考 8角石燈の笠、石塔の笠や台座など、複数の種類の部材で
くみあげている
ピカピカの新しい石塔よりこのお寺に合っている
             
慶山市

仏窟寺石燈 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高8尺  
形状 8角
所在 仏窟寺前庭  慶尚北道 慶山市 瓦村面 江鶴里5
備考 三層石塔の前に建っている
装飾のない火袋が破損しているが完存
             

仏窟寺石造立佛像 

時代 高麗時代 石質 花崗岩
寸法 高8尺  
形状
所在 仏窟寺薬師寶殿内  慶尚北道 慶山市 瓦村面 江鶴里5
備考 地上にある花崗岩の一枚岩の上に台座を彫刻し
その上に仏像を建てている
             

嶺南大学石燈中台 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅3尺  
形状 8角
所在 嶺南大学博物館前庭  慶尚北道 慶山市 造永洞321
備考 8角石燈の中台
             

嶺南大学石燈基礎 

時代 高麗時代 石質 花崗岩
寸法 幅2.5尺  
形状 8角
所在 嶺南大学博物館前庭  慶尚北道 慶山市 造永洞321
備考 8角石燈の基礎
ホゾ穴径4寸
             
清道郡

雲門寺金堂前石燈 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高8.6尺    形状 8角
所在 雲門寺 金堂前  慶尚北道 清道郡 雲門面 新院里 1789
備考 特徴は、中台と基礎の蓮弁の中の柏の葉の様な装飾
                   雲門寺石燈詳しくは

             

雲門寺毘盧殿前石燈 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高9尺    形状 8角
所在 雲門寺 毘盧殿前  慶尚北道 清道郡 雲門面 新院里 1789
備考 金堂前石燈と様式、規模同じ
             
漆谷郡

松林寺石燈 

時代 高麗時代 石質 花崗岩
寸法 高8尺    形状 8角
所在 松林寺 大雄殿前  慶尚北道 漆谷郡 東明面 九徳里91-6
備考 竿後補、寄せ集めか?
                   松林寺石燈詳しくは

             

松林寺石燈基礎 

時代 高麗時代 石質 花崗岩
寸法 幅3尺    形状 8角
所在 松林寺 大雄殿前  慶尚北道 漆谷郡 東明面 九徳里91-6
備考 8角石燈の基礎                   
             

松林寺幢竿支柱

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高9尺    形状
所在 松林寺 寺外  慶尚北道 漆谷郡 東明面 九徳里91-6
備考 1柱、片側だけ
寺の外、畑の中に
                   
             
星州郡

法水寺址幢竿支柱  

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高12尺  
形状
所在 慶尚北道 星州郡 修倫面
備考 海印寺近くの畑の中に
             
高霊郡

池山里幢竿支柱 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高10尺    形状
所在 慶尚北道 高霊郡 大伽耶邑 池山里3-5
備考 街中にポツンと二本の柱だけが残っている
とてもきれいな彫刻、全体に整っている
                   
             
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