石燈籠をたずねて 韓国 全羅北道の石造品  千葉市の植木屋『千葉水石』
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 韓国 全羅北道の石造品
旅行や勉強?に行った先で、古い燈籠や水鉢、石像などを集めて
みました。でも、ただ古けりゃ良いってもんでもありません。
やっぱり、姿、形が良く、品のある物がイイですね。
高さは目測、石質は推察です。アシカラズ。

韓国 全羅北道の石造品です。


日本には、平安時代以前の燈籠が不完全のがいくつかしか
残っていません。仏教と共に渡来して来た石燈籠のルーツに
興味を覚えました。


参考までに
三国時代  (      〜飛鳥時代終わり)
統一新羅時代(飛鳥時代終わり〜平安時代初め)約350年間
高麗時代  (平安時代初め〜室町時代中ごろ)約450年間
李朝時代  (室町時代中ごろ〜明治初め)  約500年間


石燈籠の各部名称
全州市

益山弥勒寺址石燈 

時代 三国時代 石質 花崗岩
寸法 高8尺    形状 8角
所在 国立全州博物館  全羅北道 全州市 完山区 孝子洞2街900
備考 残念なことに、火袋、笠以外後補
博物館へは、全州客舎前から市バス62番などで約20分
             

伝鳳林寺址三尊石仏 本尊 

時代 高麗時代   石質 花崗岩
寸法 高10尺    形状
所在 全北大学博物館1Fロビー  全羅北道 全州市 徳津区 金岩洞663
備考 全州市から北へ15km、完州郡高山面三寄里から出土
両脇侍も頭部なし
             
金堤市

金山寺石燈 

時代 高麗時代 石質 花崗岩
寸法 高13尺    形状 8角
所在 金山寺大蔵殿前   全羅北道 金堤市 金山面 金山里39
備考 金山寺へは、全州市内豊南門前ロータリーから
市バス79番で約40分
             

金山寺石蓮台 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高5尺    形状
所在 金山寺大寂光殿前   全羅北道 金堤市 金山面 金山里39
備考 仏像の台座
ひとつの花崗岩から作られている
             

金山寺幢竿支柱 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高12尺    形状
所在 金山寺天王門脇   全羅北道 金堤市 金山面 金山里39
備考 基壇、竿受完存
幢竿支柱の中で最も完成された形
             

金山寺露柱 

時代 高麗時代 石質 花崗岩
寸法 高8尺    形状
所在 金山寺冥府殿前   全羅北道 金堤市 金山面 金山里39
備考 仏像の台座、4角石燈の中台以下などいろいろな説があり
用途分からず
             

金山寺慧徳王師真応塔碑 

時代 高麗時代  1111年 石質 亀趺:花崗岩
寸法 高9尺    形状
所在 金山寺  全羅北道 金堤市 金山面 金山里39
備考 碑は、大理石
境内裏手、登山道脇に
             

帰信寺石獣 

時代
石質 花崗岩
寸法 幅5尺 高5尺   形状
所在 帰信寺三層石塔前   全羅北道 金堤市 金山面 清道里81
備考 帰信寺大寂光殿裏手高台に
男根説、風水、百済時代説などいろいろな説があり
用途分からず
             
任實郡

任實 珍丘寺址石燈 (龍巌里石燈) 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高17尺    形状 8角
所在 全羅北道 任實郡 新平面 龍巌里188-1
備考 円柱状の竿、8面火口
宝珠なし
             

任實 珍丘寺址 石造毘盧舍那佛像 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法    形状  
所在 全羅北道 任實郡 新平面 龍巌里76-1
備考 近隣の中基寺から石燈と同じところに移転
             
南原市

百丈庵石燈 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高8尺    形状 8角
所在 百丈庵  全羅北道 南原市 山内面 大井里 山28
備考 蕾状の宝珠はどこに?
中台の縁に欄干をめぐらす
             

実相寺石燈 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高17尺    形状 8角
所在 実相寺 普光殿前  全羅北道 南原市 山内面 立石里50
備考 完存、円柱状の竿、8面火口
笠の上にもう一つ笠と蕾状の宝珠
石燈前に装飾兼用の石段(石はしご)
             

実相寺証覚大師凝寥塔碑 

時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅5尺    形状
所在 実相寺   全羅北道 南原市 山内面 立石里50
備考 実相寺入って左奥
亀趺とチ首のみ碑身なし、竜頭化してない亀の頭
             

龍潭寺石燈

時代 高麗時代 石質 花崗岩
寸法 高9尺    形状 8角
所在 龍潭寺 彌勒殿前 全羅北道 南原市 朱川面 龍潭里298
備考 現地に行くまで、基礎なしと思っていた
少し砂をどかしてみたら基礎が埋まっていた
基礎を出すと感じも変わるだろうが、小さくまとまってなく
シンプルで好ましい
             

万福寺址幢竿支柱 

時代 高麗時代 石質 花崗岩
寸法 高10尺    形状
所在 万福寺址道路脇   全羅北道 南原市 王亭洞481-1
備考 装飾なく、表面の削りも粗い
             

万福寺址台座 

時代 高麗時代 石質 花崗岩
寸法 高5尺    形状 6角
所在 万福寺址   全羅北道 南原市 王亭洞481-1
備考 大きな一石造りの6角形の蓮華台座
35尺の金剛仏の台座と推定されている
             

万福寺址石燈基礎 

時代 高麗時代 石質 花崗岩
寸法 幅4尺    形状 8角
所在 万福寺址   全羅北道 南原市 王亭洞481-1
備考 とろけていて保存状態が悪いが説明板が建てられている
             

万福寺址石造如来立像 

時代 高麗時代 石質 花崗岩
寸法 高7尺    形状
所在 万福寺址   全羅北道 南原市 王亭洞481-1
備考 光背裏にも線刻の如来立像あり
台座の蓮弁のなかの蓮の花の彫刻が変わっている
             

万福寺址石人像 

時代 高麗時代 石質 花崗岩
寸法 高12尺    形状
所在 万福寺址   全羅北道 南原市 王亭洞481-1
備考 寺址の道路路肩から発掘
全体の高さは、5.5m、地下部分1.8m
             

万福寺址石人像 

時代 高麗時代 石質 花崗岩
寸法 高12尺    形状
所在 万福寺址   全羅北道 南原市 王亭洞481-1
備考 石人の裏面は、平らで、2ヶ所穴が開いており
幢竿支柱に用いられたという説が有力である
ただ、作例がないため2ヶ所穴は、後世に開けられたもので
寺の入口を守る金剛力士像ではないかという説もある
             
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