石燈籠をたずねて 韓国 慶州市中心部の石造品 千葉市の植木屋『千葉水石』
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 韓国 慶州市中心部の石造品
旅行や勉強?に行った先で、古い燈籠や水鉢、石像などを集めて
みました。でも、ただ古けりゃ良いってもんでもありません。
やっぱり、姿、形が良く、品のある物がイイですね。
高さは目測、石質は推察です。アシカラズ。

韓国 慶尚北道 慶州市中心部の石造品です。


日本には、平安時代以前の燈籠が不完全のがいくつかしか
残っていません。仏教と共に渡来して来た石燈籠のルーツに
興味を覚えました。


参考までに
三国時代  (      〜飛鳥時代終わり)
統一新羅時代(飛鳥時代終わり〜平安時代初め)約350年間
高麗時代  (平安時代初め〜室町時代中ごろ)約450年間
李朝時代  (室町時代中ごろ〜明治初め)  約500年間


石燈籠の各部名称
慶州工業高校石燈部材基礎 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅3.2尺   形状 8角
所在 慶州工業高校 校舎前  慶州市 沙正洞 70 
備考

元々は、寺址 出土した石材が校舎前に
弁内の彫飾が雲門寺石燈に似ている

             
南潤寺址幢竿支柱 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高12尺   形状  
所在 南潤寺址   慶州市 塔洞 858-6 
備考

上端部に十字形の溝             

             
昌林寺址双亀趺 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 6尺   形状  
所在 昌林寺址   慶州市 塔洞 山 6-1 
備考

頭部なし
三層石塔有、石塔の裏側から20m下る            

             
校洞石燈 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高10尺   形状 8角
所在 校洞石燈の家(カフェ) 裏庭  慶州市 校洞 64-1 
備考

元々は、興輪寺址(新羅最初の寺)から出土したといわれている

             
校洞石燈基礎 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅4尺   形状 8角
所在 校洞石燈の家(カフェ) 裏庭  慶州市 校洞 64-1 
備考

基礎側面に十二支神像

             
校洞崔氏古宅石燈部材基礎 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅2.7尺   形状 8角
所在 崔氏古宅 前庭  慶州市 校洞 69 
備考

庭燎台ていりょうだい (庭の灯り、かがり火の台)に再利用

             
芬皇寺石燈部材基礎  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅4.7尺   形状 8角
所在 芬皇寺東側塀沿い  慶州市 九黄洞 312 
備考

石塔と同じ時期なら三国時代だが、ホゾ穴などの作りなどから
統一新羅時代と思われる
大きさもあり、迫力がある

             
芬皇寺石燈部材中台  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅4尺   形状 8角
所在 芬皇寺東側塀沿い  慶州市 九黄洞 312 
備考

上の写真の基礎の中台ではないか

             
九黄洞幢竿支柱 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高11尺   形状  
所在 芬皇寺前   慶州市 九黄洞 
備考

竿受が亀形
芬皇寺の幢竿支柱か?             

             
皇龍寺址幢竿支柱 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高1.5尺   形状  
所在 皇龍寺址   慶州市 九黄洞 320-1 
備考

金剛力士像があった中門址右脇             

             
皇龍寺址西側幢竿支柱 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高8.5尺   形状  
所在 皇龍寺址西側   慶州市 九黄洞 
備考

名前のわからない寺址
片側折れている
高1.5尺             

             
教育支援庁石燈部材基礎  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅2.5尺   形状 8角
所在 慶州教育支援庁 入口左側  慶州市 東川洞 918 
備考

基礎もう1基あり

             
味呑寺址石燈部材基礎、竿 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅2.5尺   形状 8角
所在 味呑寺址 石塔前  慶州市 九黄洞  
備考

石塔と同じ時期か

             
皇福寺址幢竿支柱 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高1.5尺   形状  
所在 芬皇寺前   慶州市 九黄洞 
備考

1柱のみ
国宝の皇福寺址三層石塔から集落の中へ             

             
普門洞蓮華紋幢竿支柱 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高5尺   形状  
所在 慶州市 普門洞 752-1
備考

竿の外両側に径1.5尺の8葉蓮弁
幢竿支柱にしては、高さが低い             

             
普門寺址石槽 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅9尺 高3尺   形状  
所在 慶州市 普門洞 848-16
備考

内、外両側飾りなし
             

             
普門寺址石燈部材基礎  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅4.7尺   形状 8角
所在 普門寺址  慶州市 普門洞  
備考

西塔址(小高い丘の上)に遺っている

             
普門寺址洞幢竿支柱 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高13尺   形状  
所在 慶州市 普門洞 856-3 
備考

金堂址から3〜400m南西側の少し離れた所に
先端が折れている竿の孔は貫通していない
支柱元部の段差から先端にかけて細くなっている
             

             
四天王寺址幢竿支柱 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高8尺   形状  
所在 四天王寺址  慶州市 排盤洞 935-2
備考

1928年幹線道路沿いに移築
             

             
四天王寺址西亀趺 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅5.6尺   形状  
所在 四天王寺址  慶州市 排盤洞 935-2
備考

幹線道路沿いに
             

             
四天王寺址東亀趺 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅5.8尺   形状  
所在 四天王寺址  慶州市 排盤洞 935-2
備考

こちらの方が道路から離れている
             

             
望徳寺址幢竿支柱 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高10尺   形状  
所在 望徳寺址  慶州市 排盤洞 964-2
備考

どちらにも、竿を固定する孔があいていない             

             
南山 彌勒谷 石造如来坐像 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高14.5尺   形状
所在 菩提寺   慶州市 排盤洞 山67
備考

光背、台座、すべて揃った仏像
光背裏側に薬師如来坐像を彫刻

            

             
上書荘石燈部材基礎  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅2.5尺   形状 8角
所在 上書荘  慶州市 仁旺洞 274 
備考

文昌候崔先生遺墟碑(朝鮮時代の石碑)の台石に

             
慶州文化院石燈部材基礎  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅3尺   形状 8角
所在 慶州文化院前庭  慶州市 東部洞159-3
備考

旧慶州博物館

             
西岳書院石燈部材中台下  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高4尺  中台幅2.2尺 形状 8角
所在 西岳書院 時習堂前  慶州市 西岳洞 615 
備考

庭燎台ていりょうだい (庭の灯り、かがり火の台)に再利用
基礎は埋まっている

             
太宗武烈王陵碑 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 亀趺8尺*13尺   形状  
所在 武烈王(在位654〜661)   慶州市 西岳洞 844-1 
備考

国宝、碑身なし
大きさ、彫刻技術に圧倒される            

             
西岳洞亀趺 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 亀趺7尺*9尺   形状  
所在 金仁問墓東側   慶州市 西岳洞 1006-1 
備考

武烈王(在位654〜661)陵の道路をはさんで東側に
武烈王の次男の金仁問の墓碑を建てた台            

             
三郎寺址幢竿支柱 
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 高12尺   形状  
所在 三郎寺址   慶州市 城乾洞 425 
備考

上下に、内面を除いた3面を薄く削ってくぼみを作っている
外べりを縦線文で縁取り
             

             
東国大学石燈部材基礎  
時代 統一新羅時代 石質 花崗岩
寸法 幅3尺 形状 8角
所在 東国大学 図書館前  慶州市 石長洞 707 
備考

図書館前に五層石塔などあり
石燈基礎だけで他に4石あり

             
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